"開く"ことが、まちづくりの第一歩 ~東日本大震災の教訓をもとに~

片平地区連合町内会(片平地区まちづくり会)

協働パターン:連合町内会と団体

防災多文化共生協働
2012年度
その他

事業のポイント

1:東日本大震災での避難所運営を発端に、外国人対応の必要性を実感
2:町内会と外国人住民の橋渡し役として、国際協会が活躍
3:地域の問題や懸念を共有し、理解してもらえるよう、「問題点をオープンに」

事業の概要

片平地区は、仙台市の中心部に位置し、外国人比率が高いエリア。東日本大震災の教訓を踏まえて、翌2012年に外国人も役割を持って参加する防災訓練をモデル的に実施。仙台観光国際協会(以下、協会)が企画・広報、および当日の通訳等で協力しました。
また、言語や文化の違いに起因する問題の予防や解決方法を学ぶため、協会が中心となって「多文化防災ワークショップ」教材を開発。制作にあたり、留学生や町内会役員等が避難所運営の実体験をもとに話し合いを重ね、教材の普及啓発にも努めています。

協働のポイントは「問題点をオープンにすること」。外国人の考え方、感じ方などの違いについて、協会が橋渡し役を担ったことは心強かったです。その後も、2014 年から「多言語ゴミ出しルールシート」を作成して地区内のゴミ集積所に設置。また、2017 年には協会や留学生の協力を得て、英語版「片平地区防災行動マップ」を作成し、多くの外国人住民に活用されています。その他、3か月に1回ほど定例会を開催し、同じ地区に住む者として地域を良くしていくための話し合いを重ねています

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