顔と心を合わせ地域で難問解決

下和泉住宅自治会

協働パターン:自治会と団体、企業

協働
2014年度
神奈川県

事業のポイント

1:交通不便地に住民の足を!30年来の要望であるバス運行を目指す
2:地域の企業と根気強く折衝を重ね、実現可能性を模索
3:バス利用による高齢者の外出が増え、住民の自治会への協力度もアップ

事業の概要

神奈川県横浜市泉区にある下和泉住宅自治会は、最寄りの鉄道駅より徒歩30分以上の立地ですが、地下鉄の延伸の影響により路線バスが減便され、高齢世帯のみならず、通勤・通学にも影響が出ていました。
自治会では、交通不便の解消の要望を住民から受け、地元の観光バス会社、天台観光株式会社と協議を開始。自治会との契約によるコミュニティバス(以下、Eバス)の運行を目指しました。
住民のバス利用ニーズを調査し、会員制とすることで契約費用を捻出。利用人数が安定するまでは、Eバス基金への寄附を募って運営資金とし、自動車通勤の人にも意義を説明してバス利用を呼びかけました。
その後、横浜市の地域交通サポート事業に登録し、地域組織・バス会社・横浜市の3者連携による試験運行を経て、2014年に路線バス化が実現しています。
住民からの喜びの声とともに、バス会員証を持つことで高齢者の外出意欲が高まり、地域との連携もますます深まりました。

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