本研修では、災害時の情報提供で生じる課題や情報提供までのステップ、わかりやすい文章にする際のポイントを学び、実際に整理された原稿を作る実践を行いました。
◆開催日時:令和5年1月23日(月)13:30~16:30
◆開催方法:オンライン
◆参加対象:行政職員、国際交流協会関係者、防災語学ボランティア、災害時の情報発信に携わる方
◆参加人数:72名
◆主催:(一財)東京都つながり創生財団
◆講師:
八木 浩光氏(一般財団法人熊本市国際交流振興事業団 常務理事)
岩田 一成氏(聖心女子大学現代教養学部日本語日本文学科 教授)
今回の研修を振り返って、参加者から寄せられた感想の一部をご紹介します。
・普段利用している日本語の文章に、多くのわかりにくさが含まれていることを改めて、知ることが出来た。
・八木さんからは実体験に基づく重要なポイントを、岩田先生からは実例や研究に基づく考え方や手法をご教示いただき、防災(語学)ボランティアの観点だけでなく、人に情報を伝えるという観点からも多くの学びがあり、大変有意義な時間だった。
・【単語の置き換え・変換に目が行きがちだが、本質は文章構造全体の問題である】という指摘は、公文書とやさしい日本語(伝わりやすい書き方)との間で私の中にあったもやもやを言語化してくれたと感じた。先生の指摘・解説を課内及び庁内で共有したいと思う。
・2部構成でいずれの内容も充実していた。特に2部の岩田先生のワークは、オンラインでも他の参加者と意見交換できる工夫が施されており、話の内容も街中の看板表示など具体的でわかりやすかった。
当財団では、今後も災害時外国人支援に関する研修を企画していく予定です。
引き続き、皆様のご参加をお待ちしております。