国際化市民フォーラム in TOKYO A分科会では、これまでの多文化共生社会の変遷を見てきた方々にご登壇いただき、前半はパネリストの今日に至る活動の紹介を、後半は今後の地域社会における多文化共生について考えるパネルディスカッションを行いました。
◆A分科会テーマ:多文化共生をとらえなおす ~自立支援から包摂、社会の一員としての外国人へ~
◆開催日時:令和5年2月4日(土)10:00~12:30
◆開催方法:オンライン(ZOOMウェビナー)
◆参加対象:不問
◆参加人数:226名
◆主催:国際交流・協力TOKYO連絡会、(一財)東京都つながり創生財団
◆登壇者:
【司会進行】
山本 重幸氏(共住懇 代表)
【パネリスト】
吉富 志津代氏(武庫川女子大学文学部 教授、NPO法人多言語センターFACIL 理事長)
新居 みどり氏(NPO法人国際活動市民中心 コーディネーター)
富田 莉莉氏(一般財団法人町田市文化・国際交流財団 町田国際交流センターセンター長)
ジギャン クマル タパ氏(公益財団法人かながわ国際交流財団 職員)
参加者からは、以下のような感想が寄せられました。
・支える、支えてもらう立場ではなく、共に歩むのが多文化共生であるとよくわかった。
・自分もどこかで何かに参加してみようと思えるような、活きた内容だった。
・包括的、多文化などの言葉を曖昧な理解で使っていたことに思い至った。また、支援する側が内容を決めて押し付けている活動が、自分が関わるものでもあるのではないかと改めて思った。
・パネルディスカッションがとてもよかった。パネリストの半分が外国ルーツであったことも、好ましかった。
・「日本は完璧な言語を求めすぎている」という発言にとても共感した。在日外国人に対しての発言だったかと思うが、日本人にも同じことが言えると思った。
・「包摂」という難しいタイトルがついていたので少し緊張して参加したが、様々な実情を知ることができた。まだまだ勉強中の身だが、日本で暮らすことを選択して母国ではない国や地域の中で、様々な困難や楽しさの中で暮らしていらっしゃる方と協同し、一方通行ではないお互いがwin-winの関係を築ける社会の一員でありたいと、パネリストの皆様の発表や討論を聞いて強く思った。
当財団では、今後も多文化共生に関する研修等を企画していきます。
興味関心のある方は、ぜひご参加ください。