国際化市民フォーラム in TOKYO C分科会では、外国人も日本人も同じ地域住民という視点で、みんなで創る多文化共生の可能性について話し合いました。多文化共生を地域で試みる方々、地域づくりの専門家をお招きし、前半ではパネリストによる活動事例紹介、後半では地域活性化についてお話しいただきました。
◆C分科会テーマ:みんなで創る多文化共生
◆開催日時:令和5年2月4日(土)14:30~17:00
◆開催方法:オンライン
◆参加対象:不問
◆参加人数:145名
◆主催:国際交流・協力TOKYO連絡会、(一財)東京都つながり創生財団
◆登壇者:
【司会進行】
松井 和久氏(JICA東京 国際協力推進員)
【パネリスト】
米田 雅朗氏(新宿区立大久保図書館 館長)
楊 淳婷氏(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科 特任助教)
よぎ (プラニク ヨゲンドラ) 氏(元江戸川区議会議員、全日本インド人協会 会長、茨城県立土浦第一高等学校・附属中学校 副校長)
アベベ サレシラシェ アマレ氏(NPO法人アデイアベバ・エチオピア協会 理事)
【コメンテーター】
山崎 亮氏(studio-L 代表、コミュニティデザイナー)
竹上 恭子氏(三鷹市井の頭一丁目町会 会長)
参加者からは、以下のような感想が寄せられました。
・東京の実態を知れたし、多方面で多文化共生社会を実現しようと努力されている方を知った。
・日本人のようになれるようにという意味ではなく、個性やお国柄も活かしながらお互いが高め合える社会が「多文化共生」なのだろうと感じた。
・身近で具体的な事例から、人と人が楽しいこと、興味のあることで出会い、互いに関心をもち、時に支え合うことに向かえるかもしれないと思った。
・自身も地域で国際交流の団体を作りたいと思っており、山崎さんの「興味型コミュニティ」と「地縁型コミュニティ」の分類がとても参考になった。
・多文化共生とは詰まるところ地域コミュニティの課題だと感じている。日本人同士のリアルな関係性が希薄化した現代社会、特に都市部の実情を前提としたアプローチが求められていると感じている。C分科会はこの課題に相当程度迫ったと思った。
当財団では、今後も多文化共生に関する研修等を企画していきます。
興味関心のある方は、ぜひご参加ください。